椎間板ヘルニアにならないように

HOME > 椎間板ヘルニアにならないように > 姿勢と身体の動き

姿勢と身体の動き

同じ姿勢を避ける

椎間板ヘルニアの予防には、正しい姿勢を意識することが大切です。とはいえ、いくら正しい姿勢を身につけたとしても、同じ姿勢のままいるというのは、腰への負担が大きくなります。

例えば、デスクワークで長時間椅子に座りっぱなしですと、どうしても血の巡りが悪くなりがちです。エコノミー症候群と呼ばれる症状も、同じ姿勢を続けていることで起きるのです。
当然、骨盤にも影響がありますし、腰椎や頚椎などの椎間板にとっても負担がかかるようになります。

そのため、45分から1時間に1回を目安にして、簡単なストレッチ体操をして身体を伸ばすようにすると良いでしょう。トイレに行った後に、背伸びをしてみるだけでも違ってきます。頭もスッキリしますので、その後の仕事も捗るようになるかもしれませんね。

身体のねじりやひねり

椎間板ヘルニアの予防には、身体の動きも注意したいところです。何気なく行っている動きが、実は腰に大きな負担をかけていることが、案外あるものなのです。例えば、身体をねじったりひねったりする行為です。決して勢い良くやらずに、ゆっくりと様子を見ながら行うようにしましょう。特に冬場や夏場の冷房の効いている部屋の場合には注意が必要です。息を吐く時に身体を伸ばすことを意識してください。

重い荷物の持ち方

椎間板ヘルニアやぎっくり腰などの腰痛に最もなりやすいとされているのが、重い荷物を持ち上げる時です。
まず、足を肩幅くらいに開いて腰を落として、荷物を持つようにします。そして腕の力ではなく、身体全体のバネを使ってゆっくりと持ち上げるようにします。
荷物の中で案外重いのが、紙です。書類や書籍やカタログといったものは、ひとつひとつはそれほどでもないのですが、ダンボール1箱分や1000枚単位になりますと、結構な重量になるのです。冷蔵庫やタンスなどの大きな家具の場合は、「これは重い物である」ということを意識しやすいのですが、紙の場合は油断してしまいがちなので、引っ越しや部屋の片付けなどの場合には、特に注意したいところです。

前かがみにならない

キッチンでの料理や洗い物といった日々の作業からも、椎間板ヘルニアになりにくくするための注意点があります。できるだけ調理台に近づくようにして、まっすぐ立つようにして、足元に15センチ程度の台を置くようにします。こうすることで、腰への負担を減らすことができるのです。前かがみにならないように意識すると良いでしょう。掃除機を使う時も柄をしっかり伸ばして前かがみにならないようにして、片側の足を前に出しながら行うようにしましょう。