椎間板ヘルニアにならないように

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食生活を見直す

骨の老化

椎間板ヘルニアになる原因として、骨の老化というものがあります。骨の老化の原因として、加齢によるものもあるのですが、好き嫌いの多い食事をしている偏食や、無理なダイエットによる栄養不足が原因となるケースがあります。

椎間板は、椎骨と椎骨の間に位置する軟骨であり、重力などの負荷に対してクッション的な役割を果たしています。脊柱にある骨や軟骨が、栄養不足、特にカルシウムの不足によって骨の変形などを起こしてしまうことから、椎間板ヘルニアにつながることもあるのです。

カルシウム

骨の老化というのは、年齢を重ねていく以上はある程度は自然の摂理といった部分もあるのですが、普段の食事で積極的にカルシウムを摂ることで、改善していく傾向があります。

カルシウムは、歯や骨を作る役目があると同時に、興奮した神経を鎮静する作用があり、精神の安定に効果があると言われています。特に「キレやすい」とか「イライラしやすい」方には不足しがちなミネラルと言えるでしょう。

1日に必要とされるカルシウムの量は、成人の場合600ミリグラムと言われています。カルシウムはチーズやヨーグルトといった乳製品や、小魚や海老などの魚介類、モロヘイヤや小松菜といった葉物野菜に多く含まれています。

ビタミンD

カルシウムとともに、骨を形成するために役立つのがビタミンDです。カルシウムの吸収をサポートする特徴があることから、サプリメントなどではカルシウムと共に配合されていることが多いです。ビタミンDには、血液中のカルシウムの濃度をコントロールする働きもあり、カルシウムの持つ筋肉の収縮といった作用にも役立っているのです。

1日に必要なビタミンDの量は、成人の場合5マイクログラムと言われています。ビタミンDは、魚介類に多く含まれており、特にアンキモと呼ばれる鮟鱇(あんこう)の肝には多くのビタミンDが含まれています。その他にもしらす干しやいわしの丸干、乾燥キクラゲに多く含まれています。

サプリメント

カルシウムやビタミンDに限らず、普段の食事だけではなかなか補うのは難しいものとなっています。特に外食が多い方にとってはついつい栄養不足になりがちです。コンビニエンスストアなどのお弁当は、ハンバーグや焼肉や鶏の唐揚げなど肉類が多く、魚介類や野菜はほとんどないと言っても過言ではありません。

そこで、上手にサプリメントを利用することが栄養不足を防ぐためのカギとなるのです。ただし、決められた用量を必ず守ることと、過剰に期待しすぎないというのがポイントとなります。基本は普段の食事からということを忘れないことが大切です。